国際標準指標で都市比較ができるオープンデータポータルをWCCDが公開

ISO 37120は世界の都市を統一された指標で比較するために定められた国際標準です。ISO 37120では、経済、教育、エネルギー、環境、ファイナンス、火事と緊急事態への対応、ガバナンス、健康、レクリエーション、安全、避難所、廃棄物、通信、交通、都市計画、廃水、水と公衆衛生という17のテーマについて、計100種類の指標を定めています。都市の指標化を推進しているWorld Council on City Data(WCCD)は世界の20都市からISO 37120の基づくデータを収集し、オープンデータポータルとして公開を始めました。

World Council on City Data (http://open.dataforcities.org/)
World Council on City Data (http://open.dataforcities.org/)

WCCDのオープンデータポータルでは、都市比較ができるさまざまなツールが提供されており、自分が気になる都市を選び、気になるテーマについて都市間比較を簡単に行うことができます。さらに各都市の指標値を詳細に調べることもできますし、CSVのデータセットをダウンロードすることもできます。データセットはWCCDが独自に定めたライセンスの下、“Contains information provided by the World Council on City Data under license on an ‘as is’ basis”と明記することで、無償で商用利用も可能です。

ISO 37120 Certification
ISO 37120 Certification

WCCDは、世界中の都市が標準化された指標を通じてデータをオープンにすることによって、お互いに良い点を学び合い、持続可能性とQOLをさらに高めることを目的としています。


WCCDが期待しているのは都市の責任者が意味のある質問をできるようにすることです。たとえば、「なぜバルセロナの平均寿命は長いのか」「なぜドバイには企業や不動産開発が集中するのか」などです。評価指標がバラバラですとこうした質問もすることができません。本当に大事なことは、そうした疑問を持った上で、それぞれの都市が指標の裏側で実施している様々な独自の施策をお互いに学び合い、応用するということです。標準化指標は改善を考えるきっかけを与える役割を果たしています。

 

WCCDにデータを提供し、レビューを受けた上で承認されると、WCCDのGlobal Cities Registryに登録されます。また、ISO 37120で定めた100指標の中で、何種類のデータを提供したかによって、Aspirational(31-45)からPlatinum(91-100)まで5段階でISO 37120準拠度が認定されます。日本からもチャレンジする都市が出てくることを期待しています。


(東 富彦)

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