英Open Data Institute、オープンデータ自己診断ツールを公開

英Open Data Institute(ODI)は、オープンデータの進み具合を自己診断できるツール"Open Data Pathway"を公開しました。このツールはODIが開発したオープンデータ成熟度モデル"Open Data Maturity Model"に基づいており、以下の5つの観点からオープンデータへの取り組みを評価します。

 

  1. データ管理プロセス
  2. 知識とスキル
  3. 顧客サポートと顧客参画
  4. 投資と財政のパフォーマンス
  5. 戦略


Open Data Pathway (http://pathway.theodi.org/)
Open Data Pathway (http://pathway.theodi.org/)

ODIによれば、Open Data Maturity Modelは当初、公的機関を対象に開発されましたが、データを公開したり活用することを考えている民間企業などにもそのまま適用できます。Open Data Pathwayは以下の3つの機能でオープンデータの推進を支援してくれます。


  1. 評価:いくつかの質問に答えることで現在のオープン成熟レベルを判定できます
  2. 目標設定:達成したい目標を設定すると、目標達成に必要な実践的なアドバイスを受けることができます
  3. 進捗管理:目標達成への進捗を管理し、他の組織と成熟度について比較できます


このツールはまだα版で、実際に試してみましたが、現在は予め登録されている公的機関以外は利用できないようです。β版は4末にリリースされる予定です。


(東 富彦)

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