破産から復活したばかりのデトロイト市、オープンデータでさらに飛躍を目指す、Socrata財団が技術支援

Detroit Open Data (https://data.detroitmi.gov/)
Detroit Open Data (https://data.detroitmi.gov/)

2013年6月に180億ドルという巨額な負債を抱えて破産したデトロイト市が、2014年12月、公式に破産を脱したと発表しました。ビジネスは街に戻り、失業率も下がり続けています。


わずか1年6か月で再生できただけでも驚く限りですが、デトロイトはこの現状にとどまるつもりはさらさらないようです。市はより一層の飛躍を目指し、オープンデータポータルであるDetroit Open Dataを立ち上げました。オープンデータによって予算や支出の透明性が向上し、行政の効率化やパフォーマンスの向上が達成できることはよく知られていますが、まさにデトロイトはそれを目指して新たな一歩を踏み出したわけです。


破産から復活したとは言え、まだまだ「ぜいたく品」とも揶揄されるオープンデータポータルをデトロイトが手に入れられたのは、Socrata財団による技術支援があったからです。Socrata財団は世界的なオープンデータポータルのリーディングカンパニーであるSocrataが、オープンデータによる社会貢献を目的に2015年2月に設立した財団です。財団はデトロイトに対して、オープンデータポータルパフォーマンスダッシュボード財務データ可視化アプリを3年間無償で提供し、市はSocrata社員の協力も得て、Detroit Open Dataを立ち上げました。Socrataの財務データ可視化アプリは極めてよく出来たアプリです。市民も職員も同じデータとツールを使い、予算や支出について双方向のコミュニケーションができるようになります。

 

デトロイト市の復活には、二度と破産に陥ることがないようデータドリブンな行政を行うという、市長をはじめとするトップの固い決意と、組織間の壁を取り払い市を挙げて実行するという行動力とがあったことは言うまでもありません。リーダーのコミットメントと行動力に、Socrata財団のようなちょっとした(しかしきわめて重要な)後押しがあれば、オープンデータは破産から復活したばかりの自治体を飛躍させるスプリングボードにもなるのです。

 

参考: From Debt to Data: Detroit Launches Open Data Portal(Government Technology, 2015/3/12)

 

(東 富彦)

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コメント: 1
  • #1

    Roger Gruner (金曜日, 03 2月 2017 16:42)


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