市民のパーソナルデータも活用へ、サンフランシスコ市が新オープンデータ戦略を発表

サンフランシスコ市の新オープンデータ戦略
サンフランシスコ市の新オープンデータ戦略

7/18、サンフランシスコのリー市長は新しいオープンデータ戦略を発表した。新戦略の中で特に注目したいのは第4の目標、「適切な保護の下、秘密データを活用可能とする」ことである。秘密データとは、具体的には市民に関するパーソナルデータのことだ。サンフランシスコ市は第4の目標を達成するために以下の施策を実施するとしている。

 

  1. 市当局が市民のパーソナルデータを部門横断的に活用する
  2. 市民が自分のパーソナルデータにアクセスできるようにする

 

1.については法的な規制のみならず、部門ごとの方針の違いが大きく、サンフランシスコ市と言えどもすぐに横断活用することは難しい。まずは、市民のパーソナルデータに関して、過保護の問題や適切な保護の欠落といった問題が発生しないように、分類や共有のための標準開発に取り組むとしている。

  

2.はMyData Initiativeのサンフランシスコ市版である。市民に対して自らのパーソナルデータを公開することで行政の透明性を高めることが目的である。さらに、市民に対して誤りを訂正する機会を与えることでデータの信頼性を向上させようという意図もある。

 

パーソナルデータがオープンデータ戦略に含まれていることも興味深い。アクシオムなどのデータブローカーが消費者にパーソナルデータを公開し始めたように、行政もパーソナルデータを市民に公開することが当たり前になるのだろうか。パーソナルデータのオープン化とは、データの所有者あるいは発生者に対して、企業や行政が保有するパーソナルデータを公開する、ということなのかもしれない。

 

 

参考: Open Data in San Francisco: Institutionalizing an Initiative (2014/7/14)

 

東 富彦

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